〜葡萄色の夜明け〜
「学生時代の私と記憶」〜そして癒される時〜
今朝、親友のりすざるちゃんから電話がかかってきました。

いつも元気な彼女の声は、記憶に無い亡き母を想像させます。

本当に優しくて大好きな声。

彼女とは同じ高校だったけれど

友人になったのは、高校を卒業してからの事。


私の学生時代は「ギタリストだった兄の病と向き合い続けた日々」

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彼は思春期に大好きな母を亡くし、その寂しさを埋められないでいました。

私が中学生の頃に「ポエム」が流行し、私もそれにのっかって色々と書いていました。

おそらく兄はそれをたまたま読んだのでしょう。


ある朝 兄から「アキラちゃんへ、学校へ行ってから読んで。つよし」

表書きをした封筒が机の上にありました。

私は急いで学校に着き、すぐさま封を開けると

そこには「母を想う」と題された詩が綴られていました。

彼は決して文才が在る訳ではなく、ましてや兄の「詩」など、その時に初めて目にするものでした。


お世辞にも 達筆とは言えない文字を追うごとに、

ぽろぽろぽろぽろと 止めどなく涙が溢れて来ました。

心配顔の友人に見せると、彼女の方が声を出して泣き出しました。


彼が込めたものは「伝えたい文字」ではなく「命そのもの」でした。

それまで自分の書いていた「ポエム」と言うものがとっても恥ずかしくなりました。

そんなエピソードも懐かしいです。

その兄が、ある日私にこう言いました。


「アキラちゃん。お願いがある。僕のお母ちゃんになってくれへんかな?」


9歳も年下の、まだ中学2年生の私に放たれた言葉でした。

まだ沢山の事を知らない私は、それをそのまま受け止めました。


「うん。いいよ。」と。


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その言葉を抱き続けた、中学、高校時代でした。


高校進学の時「私は高校へ行ってる場合ではないからいいです。」と言い

先生を困らせてしまいましたが、本気でそう思っていました。


「大切なのは家族」


けれどどうしても「高校だけは行った方がいい」と仰る

先生の言葉に抗う精神力さえおしく(当時の私にはどうでも良かったのです。)

流されるまま、受験の記憶もほぼ無いままに、気が付けば高校へ進学していました。


その高校生活は、1つ年上の彼もいたし、友人もいたし

市内までヴォーカルスクールにも通わせてもらったりと、表面的には充実していました。

けれど、中学生から高校生の時の私の記憶に鮮明にあるのは

山積みになったデーターのような「兄の記憶」だけ。


独学だけど、必死で学んだ本は「精神心理・臨床」関係の書物ばかりでした。

死ぬ程ページをめくり、実際の兄の症状や原因を深く照らし合わせていました。

ゆくゆく入院するようになった岡山県の病院の医師や心理療養士さんからも

実践を通して沢山の事を学ばせていただき、

私自身も、人と関わる重大さを日々自問自答していました。


今でこそ、ひらかれた「心療内科」と呼べる場所。

当時はまだまだまだ閉鎖的でしたから。


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そして、最近子育ても一段落したところで

学生時代からの友人から、連絡を貰う事が増えて来ました。

私からすれば「え?私の存在を、覚えていてくれたの?嬉しいなぁ。」

と、そんな率直な感動を覚えます。


私が自分の道を見つめ出したのはおそらく19歳。

今から振り返っても自分の中では「激動の年」でした。

色んなものを捨てて、底の底まで見たいとはいつくばった時期でした。

怖れを知らない時期でした。

けれど、ようやく自分を手にして歩き始めた時期でした。


学生当時の私はどんな人だったかなんて、全く説明がつかないけれど

19歳からの自分は「こうして生きる」と決めて歩いて来た道のりの中の自分でした。

バカな事も、学んだ事も、全てが兄に通じる事ではなく「私」でした。


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小学校、中学校、高校と、「学校や先生が大好き」と通い続ける娘。

まるで私の果たせなかった学生時代の感覚を、

私の分まで過ごしてくれているような気がふとしました。


今頃になって、親になって、高校生の娘を持って、

初めて「当時の自分を客観視出来る時間」が訪れたように感じます。


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「懐かしいね。」

「良く頑張ったね。」


と、時々は自分自身に呟いてもいいような気持ちになりました。


おかげさまで兄は、今は静かに自分の暮らしをつつましく取り戻しています。

「ギターは自分」なので、

弾く場所こそ変わりましたが、彼が生きる限り止む事なく鳴り続けるでしょう。


人が本当に癒されるには、

すさまじいまでの家族の決心と、歳月が必要なのだとちょっと真面目に思う朝です。


学生時代の友人たちへ

あなたたちの事、なんとなくしか記憶にない私でごめんね。

けれど「私を覚えていてくれてありがとう。」

「逢いたい」と言ってくれて本当にありがとう。

今から「楽しい学生生活」

お財布の中身と相談しながらの私と、これからも一緒に過ごして下さい(笑)



「みなさん今日も最高の1日を♡」


「あなたが居るこの空を、今は体中で抱き尽くしたい。」

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この記事へのコメント
497. どんぐり博士   URL  2013/12/06 17:42 [ 編集 ]
全ての目に入る空が!Akira色の空”でなく

あなたがいると思えた空が”Akira色の空”なんやなぁ~

なんて・・・・・
498. ☆あんちゃんへ   URL  2013/12/06 19:30 [ 編集 ]
ちょっとちょっとぉおお〜!
そうやって人気をさらってゆくんやわ〜(笑)
もう私より有名やで♪(私よりって)
けど、そんな風に受け止めてもらえると
心の底から嬉しいわ♡
499. Kanon♪   URL  2013/12/07 13:16 [ 編集 ]
綺麗な空だね♪優しく温かい友だち色の空だなぁ。。。
500. ☆kanon♪ちゃんへ   URL  2013/12/07 20:50 [ 編集 ]
ありがとう♡
年月を経て、また取り戻せる時間があるような
気がすごくしている今日この頃。
幸せ♡
501. りすざる   URL  2013/12/09 01:57 [ 編集 ]
今日は、恥ずかしかったわ・・・
ショッピングモールで目頭熱くなるんやもん(´0ノ`*) アカンアカンと思って途中でやめて正解やったわ~
何回となく教えてもらってる話なのにさ~
やっぱりアカン・・・
私も褒めたる!!
「よく頑張った~こんなにお母さんの代わりを出来る妹さんは、いないよ。。。やっぱり菩薩さまの生まれ変わり♡」
大変な経験をしてきたなんてミジンも見せないAkiraちゃん~ほんとに頑張って来たんだな・・・って心から思うよ~
だけどAkiraちゃんの事は、みんな知ってるで!!
「あのほくろの~」とか「ギター持ってた~」とかさ!!大変な中でも光ってるものあったんかもな♪
502. ☆りすざるちゃんへ   URL  2013/12/09 08:13 [ 編集 ]
LINE見てびっくりした(笑)
本当に友達でいてくれて良かったと
これから先も何度でも思い知らされるのだろうなぁと
いつも自分の事を他人事のような私も「うるうる。。」

「菩薩」は無いけど(笑)

まだまだ人がどう見てるか?って事に
おそらく限りなく無頓着なのだとやっぱり思う私。
なのに、そんな風に見てくれてる人が居るって事に
とにかく大きく大きく感謝♡です♡

いつもありがとう♡これからも宜しくね♪
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ようこそAkiraのときへ

















このブログの主題歌を作ってみました。
「La Douceur」
〜葡萄色の夜明けの唄〜



作詞・作曲・編曲・唄:Akira





「果てない感動」

「ギタリストの兄の旋律」に纏われ過ごした子供時代。
自身の分身を産み出すように
押し寄せる波のように
「激しいまでに美しい音色」が
いつも私の耳元で鳴り響いていた。
その音色はまさに「天に届くもの」

IMG_7929のブログ

作詞をする。
作曲をする。
アレンジで風に色をつける。
風をまとい、歌い響かせ昇天する。

亡き父が愛したカメラの世界。
感じる。
動く。
焦点を定める。 息を止め、シャッターに触れる指先。

ブログヘッドデザイン原本 のコピー

最後の時計が止まる瞬間まで、愛おしさに焦点を合わせ続けた父。
大切なものを守る為には、他を捨て去る事に何のためらいも無かった父。

「一瞬たりともぶれない焦点世界」

私が愛してきた音楽と同じ。
父亡き後、その世界へと歩き出す。

写真を撮るのは、歌を唄うのは

「あなたがいるから」
「あなたがいたから」

「この愛がすべて」そう響かせて。

IMG_0342 のコピーブログ

「Akira」(アキラ)歌と共に

14725477_akira.jpg
シンガーソングライター、
アレンジャー、
ヴォイストレーナーとして活動中


2016.1.1
ユニット「風美」fu-bi
HP開設致しました。
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