〜葡萄色の夜明け〜
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これを最後に「永遠のギターの音色」
先日の私のブログの記事を読み

今も兄のギターを愛して下さっているファンの方からいただいたメッセージを

ご本人のご了承のもと掲載させていただきます。↓



Akiraさん、ブログ読みました。

DVDで(兄のコンクール優勝時の非売品DVD)ショックを受けて以来のショッキングな内容でした。

あの翌日だったんですね。

(実際は直後ではなかったのですが、「何故」をはっきりさせる為、あえてそう表現させていただきました。)

想像を超えたできごとで、勝手にショックを受けましたが、

ご本人やご家族のショックやその後のご苦労を思うと、

私なんかが『ショック』とか使ってはだめですが、

ファンの正直な気持ちということで許してくださいね。


タラレバのことをぐるぐる考えてしまいました。

現実は変えれませんし、その現実に対応されたご家族にタラレバは失礼な考えですが、

タイムマシンが欲しいと心から思いました。


色々考えて自分で勝手に納得しようとしていますが、

お兄さんのあの決勝の演奏は神がかっていましたし、

それまでの努力、もって生まれた感性、才能、あのときの若さ、

緊張、ライバルたちの刺激、あらゆるものがあの時に結集されて頂点を極めた演奏、

唯一無二の演奏だったのは間違いないと思います。


Mさんのギターを買ってなかったら、Mさんに連絡をしてなかったらお兄さんの存在も、

あのDVDをみることもなく、お兄さんの記事などを検索することもかなったわけで、

そうするとAkiraさんにも出会えてなかったですね。

現実は厳しいけど、その厳しさに負けなかったら、試練に耐えたら、ご褒美がありますね、絶対に。


Kより。


IMG_6599222.jpg



今でも兄の音色を心に響かせて頂いている方には、ショッキングな内容だったと思います。

パソコンも、当然ネットなどまだまだ無かった時代の事ですが、

検索すると、ある意味「尋ね人」となっている現状です。


けれど、いつかは話さなければならない事があるとしたら

どんなに月日が流れても、

まだ兄の音色を愛して止まない人が居て下さるファンの方に向けて


「私が大人になったらその時にお話で来たら」そうぼんやりと決めていました。



マスコミの餌食になるのはどこか滑稽で他人事のようにも感じられます。

本筋からは遠のいてしまうと言う大前提もあり

私が話す事が最良なのだと思い、

全ての人が知らなくてもいいこちらのブログに、書かせていただくはこびとなりました。



「ご縁の在る方はきっと辿り着く。」そんなものだと思っています。



お手紙や、やりきれない気持ちは、どうぞ私のもとへ下さい。

兄にかかりきりになり、周りの方々への配慮が出来なかった現実。

数々の友人たちが心配してくれているのを、全く受け入れなかった兄。

兄と私たち家族をどうぞお許し下さい。

IMG_6601222.jpg


当時発売された「ギター誌のインタビュー記事」

兄の最後の記事はこちらではありませんが、兄が「ギタリストとして健在だった最後の記事」です。

内容は10ページに渡りますが、その一部をご紹介させていただきます。



「テクニック上達のために特に工夫したことはありますか?」


姿勢と呼吸がきちんとしてりゃ、テクニックはわりと自然に伸びて行くんじゃないかと思います。

それぞれ人の持っている。。。中略。。

だから僕は姿勢と呼吸が一番大切だと思います。

それと頭でしょうね。僕は弱いけど。

普段から頭を使うようにしていないとフレッシュじゃなくなりますよね、音楽が。

フレッシュじゃなくなると言うことは色彩感覚とかそういうものに対して

すごく鈍くなるでしょ。

そうしたらテクニックも悪くなるような気ィしますよね。

テクニックと音楽は平行に伸びて行くもんだと思います。

中略…

僕の瞑想の仕方はね、瞑想をする前に身体を緊張させるんです。

つまり運動するわけです。

運動した後に瞑想すると一番いいんです。

といいますのは、普通にしていますとわりとリラックス出来るでしょ?

だから緊張感てのがつかめないから、

緊張感が掴めないと力の抜きかたが分かりにくくなるんですよ。

だから運動した後に瞑想するのが一番効果あるみたいです。

汗流して頭もフレッシュだし。

やっぱり練習しすぎると精神状態が異常をきたすでしょ、

異常な人間が出来るでしょ、

そうすると社会的に見てもあんまりええことないと思うんですよね。

やっぱりバランスがとれた人間でないと色んな人に迷惑をかけることになるし…

ぼくはどっちかと言うとすごく緊張の方なんですよね

だからむずかしいんですけどね。


「尊敬するギタリスト、音楽家、人物を挙げて下さい」


すごいなと思うのは「セゴビア」です。

あと好きなギタリストではブリーム。ルイゼ・ワルカーの演奏なんかもすごく好きです。

すごく味があると言うか何か心に突き刺さるようなものがありますよね。

ヴァイオリニストでは最近出て来たロシアのギドン・クレーメルなんか好きですね。

いわゆる伝統的な解釈をそのまま真似するんじゃなて、

あくまで自分に嘘をつかないで、自分の感じた音楽にしていく。

そう言う意味で凄いと思います。


指揮者では、バーンスタイン

ショスタコーヴィッチの5番をやった時はすごく良かったですね。

他はあんまり評判よくないですけどね。

僕はそれを聞いた時凄く感動しましてね。

ロンドン・シンフォニーを振ったんですけどね

普通の比じゃなく、すごく良かったですね。

ほかにピアニストだったらギレリス、リヒテルみたいなのが好きですね。


IMG_6600222.jpg


「暗譜する時のコツを教えて下さい」


別に楽譜を覚えるわけじゃなく、音を耳で憶えているということで

だから良く弾いた曲は目をつぶるとやっぱり楽譜も出て来ますよね。

瞑想の時にそういうことをやると有意義なんですよ。

たとえばワン・フレーズを頭の中で何回も何回も響かせてると

いろんな型にはめればはめるほど面白くなくなって非個性的になるから

そういうものはざっと取り払ってしまって

どういうもっていき方でもいいと思うんですよね。

そうするといろんな在り方と言うのが分かってくるから

結局そういうのが面白いんじゃないでしょうか。



「今後の課題、目標はどのように定めていますか?」


ギターを通じて自分を見つめて行くと言うか、どこまで自分に正直になれるかと言うのが課題ですよね。

やっぱりそういうことが自分にとって一番大きな喜びだし

演奏会が出来るとかギターが弾けるとかよりも大事なことだと思いますけどね。

それよりも、人間らしく言うたらおかしいけども自分の持ってる人間観ですけどね。

まだ世間の荒波にもまれていないからそういう事がいえるのかも分かんないけど

なんかやっぱりずっとそう言う感じで行くような気ィしますね。

自分は。

最近思うんですが、音楽よりもギターの方が自分にとってはすごく大事でね。

音楽、音楽って言うけどギターの方をもっと大切に考えたいっていうんでしょうかね。

そこから音楽ってものが自然に生じてくるもんじゃないかと思うんですよね。

だからギタリストはギターをすきにならなければダメと言うか

よくないと思うんですよね。

IMG_6602222.jpg



当時私はまだ中学校2年生。

あれから30年以上が経過した今だからこそ、

ずっと私の中で「申し訳ない」と思って来た周りの方々への気持ちとして

兄が激しく遠ざけてしまった「兄を想って下さる方々への謝罪」として

そして何より、今もずっと兄の産んだ音色を響かせて下さっているファンの方への

感謝の気持ちとして
、記させていただきました。



その後の兄の様子は、

何度か「NHKのドキュメンタリー」などでも放送されましたが、

兄自身が伝えられたのは、おそらく今日私が記させていただいた

ここまでだったと感じております。


IMG_6597222.jpg



3年前。

最愛の父が亡くなった連絡を受け、父と兄の暮らす家のドアを開けたとたん、

兄は身体をふたつに折り曲げて言いました。

「Akiraちゃん。お父ちゃんが死んだ。」

「ごめん!!今までずっとお兄ちゃんになれなくて本当にごめん!」

身体を2つに折り曲げたまま

うわーっと叫ぶように泣く兄が、父の姿よりも先でした。



その後、父の眠る隣の部屋から、鳴り止まないギターの音色。

「埴生の宿」

そして、兄が弾く中で私が小さな頃から一番大好きで

毎回ドキドキした曲「Over The Rainbow」

私にとって兄の弾くこの曲こそが永遠の世界一です。

眩しく優しく温かいだけの兄のギターの音色が、父を空へ押し上げていました。






長い間、本当に長い間、ずっと私の胸に「いつかは」と思いながらの「ようやく」の事です。

ネットではまだ今も兄を探し、「何故指を切ったのか?」と言う思いが浮かび続けています。

少し、肩の荷を降ろすように書かせて頂き、申し訳ない気持ちもややありますが、

本当に本当にありがとうございました。



Kさん。

節目節目に、いつも声をかけて下さる方のお一人です。

感謝の気持ちでいっぱいです。

「心からありがとうございます。」




妹 Akira



※兄はトロフィーも表彰状もカセットテープも全て壊しました。

ですので私たちの手元には、実際は何1つとして残っていません。

今回私がここに掲載したものは、兄の事をずっと思って下さっている

「ギター製作家のM氏」が、先日のブログで触れた「BBC放送からの映画化」の話が出た時

私をその橋渡し役として、彼が大事に持っていてくれた物を私に下さった兄の資料です。


IMG_6598222.jpg

(兄のDVDを渡すために、M氏の工房を訪れた時のグロンドーナ氏)


DVDはイタリア人「ステファノ・グロンドーナ」氏からの贈り物。

当時イギリスのBBC放送を、誰かが録音されたのか

その部分は明確ではありませんが

グロンドーナ氏の友人が入手しビデオからDVDに再製して下さったものだそうです。

そしてはるばる海を超え、6年前にDVDを届けて下さった「ステファノ・グロンドーナ」氏。



「彼の音楽に在る永遠の心に敬愛を込めて。」



これで兄の事をこちらで書くのは、最後にしたいと思います。

読んで下さった方。

ありがとうございました。




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この記事へのコメント
890. ST   URL  2014/05/22 11:45 [ 編集 ]
お兄さん、いつか元気になるといいですね。(確か僕は、彼と同じ年で、同じ星座だったと思うな!)これからは、Akiraさんのブログを楽しみに読ませていただきます。
891. どんぐり博士   URL  2014/05/22 13:02 [ 編集 ]

no rain! no rainbow!ネ
892. ☆STさんへ   URL  2014/05/22 13:38 [ 編集 ]
おかげさまで兄は、今はそれなりに落ち着いております。
今の暮らしが兄にとっては心地よいものだと感じています。
兄と同じ星座と言う事は,私とも同じ「蠍座」でいらっしゃるのですね?
色々と詮索するような書き方をして失礼をお許し下さい。
お顔が浮かぶ方でしたら。。と言う思いが先走ってしましまして。。

これからはAkiraさんのブログを。。
兄のファンでいらっしゃるお気持ちの上にその言葉を下さる事がどんな事かと想像するだけで
涙が出そうになります。

ありがとうございます。
893. ☆あんちゃんへ   URL  2014/05/22 13:44 [ 編集 ]
始め「村治佳織さん」の弾くオーヴァーザレインボーを
こちらに貼付けさせてもらったんだけど、
兄の表現とはかけ離れていて、やっぱりどちらにも失礼だとおもって辞めたの。

「音楽の世界観は2音目で確立される」

私の聴き方です。(持論です)
2音弾くだけで、もうその人の音の世界観に包まれるの。
私はやっぱり「聴く方が好き」かもね♡

オズの魔法使い。
「ドロシー」が大好きでした♡
何度も何度も読み返していました♡

894. 龍の風   URL  2014/05/23 00:23 [ 編集 ]
色んなところで言い、書いた

Over The Reinvow♪

私の何でも最初のひとつ

ドロシーが履いている靴
ヘアースタイル 

嬉しいなお兄様の Over The Reinvow

支離滅裂なわたしの文章。

お兄様、幸せになって下さいね。
895. ST   URL  2014/05/23 08:28 [ 編集 ]
あ、やっぱり同じ星座だったんですね。お兄さんの血液型はO型だったような気がするな。なにせ、お互い19歳の時だったから。あなたのお兄さんに会って、才能の違いってこのことを言うんだな、ってはじめて思いました。Akiraさんのこのブログの歌もききましたよ。写真だけでなく、歌もめちぇめちゃうまいですね。お兄さんに絶対負けてない。こちらこそ、はじめまして。よろしくね。
896. ☆龍の風さんへ   URL  2014/05/23 09:12 [ 編集 ]
そうなの〜♪
そうなの〜♪
ドロシー。
もうあの絵本を胸に抱きしめていました♡
「レ・ミゼラブル」見ましたか?
http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/lesmiserables_movie/
きっと大好きですよ♡
思わずブルーレイ。購入です!

いつもありがとう♡
897. ☆STさんへ   URL  2014/05/23 09:12 [ 編集 ]
おはようございます。

兄の血液型はO型。ご名答です。
兄とは面識がおありだったのですね?
「兄が普通に話が出来る状態なら…」と少しばかり残念です。

STさんが気に駆けて下さっているので
さきほどfacebookに記したコメントを
こちらにも少し長くなりますが読んで頂ければ幸いです。

facebookにコメントを下さった方へのお返事なのですが↓

読んで下さってありがとうございます。

「世界の巨匠」と、今も永遠に名高き方のコンクールでした。
その中でも「歴史的コンクール」と称されているコンクール。

さらに「世界最高峰のギター製作家の方」のギターで出場しました。

その方は、今も昔も変わらず兄と私たち家族に寄り添って下さっています。
どれほどの有り難さと、申し訳なさでしょうか。

色んな方々の、輝かしい場所を、ある意味違う形にしてしまった兄です。
とてつもないものを背負ったと思いました。

当時、パソコンもワープロもネットも無い時代。

そんな時の映像が今もyoutubeにアップされている事自体が
その大きさを物語ります。
その下のコメント欄には必ず兄の名前が出ています。
「どうしている?」「哀し過ぎる出来事。。」「あの最高の演奏をききたい」
などなど。。
すごく複雑な心境です。

けれど、もうこれで終わりにしようと思いました。

いつもありがとうございます。
感謝しています。

ここまでです。

私は基本的には、歌うよりも「聴く」事が好きです。
幼少の頃からクラシックや声楽にも触れて来ましたが
兄のギターを聴く事が日常だったからでしょうか?
どうしても「耳」が「生音」を要求するようです(笑)

私の歌は、途中からは病気の兄に向けてのみ歌ってきたように思います。
兄が私の歌う唄がとても好きでしたので。
水越けいこさんの「too far away」は歌詞の全てを兄にささげて
学生時代に歌っていました。


「誰かが居るから唄が在る」
そんなどうしようもなく温かい存在として私の中に
唄が在る事に、大きく感謝しています。

ブログ以上に長くなりました。
ありがとうございます。
898. STさんへ   URL  2014/05/23 15:57 [ 編集 ]
STさん。
17日にg-mailを下さっていたのですね!!
ごめんなさい!!
お名前もきちんと名乗って頂いていたのに
大変失礼な対応になり、本当に反省しています!
都合で色々とメルアドとっているので、つい見落としてしまいます。
本当にごめんなさい。
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ようこそAkiraのときへ

















このブログの主題歌を作ってみました。
「La Douceur」
〜葡萄色の夜明けの唄〜



作詞・作曲・編曲・唄:Akira





「果てない感動」

「ギタリストの兄の旋律」に纏われ過ごした子供時代。
自身の分身を産み出すように
押し寄せる波のように
「激しいまでに美しい音色」が
いつも私の耳元で鳴り響いていた。
その音色はまさに「天に届くもの」

IMG_7929のブログ

作詞をする。
作曲をする。
アレンジで風に色をつける。
風をまとい、歌い響かせ昇天する。

亡き父が愛したカメラの世界。
感じる。
動く。
焦点を定める。 息を止め、シャッターに触れる指先。

ブログヘッドデザイン原本 のコピー

最後の時計が止まる瞬間まで、愛おしさに焦点を合わせ続けた父。
大切なものを守る為には、他を捨て去る事に何のためらいも無かった父。

「一瞬たりともぶれない焦点世界」

私が愛してきた音楽と同じ。
父亡き後、その世界へと歩き出す。

写真を撮るのは、歌を唄うのは

「あなたがいるから」
「あなたがいたから」

「この愛がすべて」そう響かせて。

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「Akira」(アキラ)歌と共に

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シンガーソングライター、
アレンジャー、
ヴォイストレーナーとして活動中


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