〜葡萄色の夜明け〜
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ひからびた手の温もり
思い出す事が色々とあります。きっとそんな時期なのだと思います。



「ひからびた手の温もり」 


今年に入って大好きな父が入院。

大正生まれの85歳。

もうりっぱなおじいちゃん。

img_3.jpg


40半ばで私を授かり4人兄妹の唯一の女の子に歓喜の声を上げた父。

その4年後、最愛の伴侶を癌で無くして以来、 私だけが生きがいだった父。

私は年をとってからの子供なので

同年代の友人より、色んな意味で

父の背中を見る時期が少し早かったように思います。

いつも優しい父。

亡き母を今も愛し続けている父。

父と母のなれそめも、昔にしては実に「ドラマチック」だったのです。

愛して愛して愛し抜いた2人でした。

Scan22.jpg


先日病室で、

父の手を握りながら話していました。

すると看護士さんが父に向かい

「○○さん、本当にいい笑顔ね。いつも優しい娘さんね。」と仰られていました。

父は、年老いても変わらぬ優しい目を、もっとくしゃくしゃにして嬉しそうでした。

img039222.jpg


私は、しみだらけのひからびた父の手を握りしめながら


色んな事を感じていました。


Scan父1
(孫を包む)



「この薄くしわしわになった手の温もりの中で、時にはぶたれ、時には撫でられ


そして今は私がこの手を握りしめているのね。」


ひからびた手から伝わる「温かすぎない父のぬくもり」


そのかすかに感じる体温は「私に与えたぬくもりの最後。」


Scan 3oto^san


うすくなった父の皮膚を見つめながら、こう言いいました。


「お父さん。近所の大好きなお好み焼き屋さん早く食べにいこうね。」


私は何か別のものを感じながら、そう言わないではいられない自身を


制する事もなく、ひたすらそう繰り返していました。


img042222.jpg



父は嬉しそうに動きづらい首をゆっくり傾け何度も


「うんうん」とうなずいていました。


私は今日もその温もりの中で生きています。


私は生きる。


沢山の悲しみも、沢山の喜びも、感じられる自分をいとおしく思う。



駆け抜けるように生きるのもいい。


けれど


抱きしめるように生きてゆきたい。


ー2009年07月02日 閉じたmixi日記よりー


IMG_0806222.jpg


翌年の春。

春の嵐に吹かれながら旅立った父です。


IMG_4930222.jpg


「明日は私の産まれた日」

自分の誕生日などには、どこまでも無頓着に生きてきた私でしたが

今年の私はそうではなく、そしてこれからの私も「自分が産まれた日」を見つめ

「ありがとう」と繰り返してゆくのだと思います。

今年は沢山のまた違った思いが私の中で溢れた年となりました。






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この記事へのコメント
1073. Kanon♪   URL  2014/11/01 21:02 [ 編集 ]
この優しいまなざしをうちの娘にもそそいでもらったこと
今も嬉しく思いだします。もうすぐお誕生日だね\(^o^)/
1074. ☆kanon♪ちゃんへ   URL  2014/11/02 15:41 [ 編集 ]
忙しいだろうに、あっちもこっちもホントありがとうね♡
いつまでも元気でいて、おじいちゃんに味方で居て
もらおうね♪
1075.    URL  2014/11/02 22:46 [ 編集 ]
お誕生日おめでとう(*^_^*)
最近 スマホの調子が悪くて コメントが途中で消えたり ハプニング続出・・・
今日も朝から何回も・・・

やっぱりパソコンちゃんでする方が早かったわ~

おめでとう~って言ってから もう1年くるんやなぁ!!早すぎるよな・・・
あっという間に 48歳おめでとう♪ っていうてるんやろな(*´?`*)
おっちゃんのぬくもりいっぱいの笑顔は、みんなに注がれ 私の・・・この錆びついた私の頭にもくっきり 残っているわ(*^_^*)
ありがとう~今更やけど♡

もうすぐ新しいスマホがくるから またコメント書くね~~(*^^)v
1076. どんぐり博士   URL  2014/11/03 08:13 [ 編集 ]
お誕生日おめでとう
これからも、変わらぬ”食いしん坊笑顔”を振りまいておくれ!
1077. ☆?ちゃんへ   URL  2014/11/04 07:55 [ 編集 ]
ううううむ??
またもや名無しの??
2、3、人思い浮かぶ顔がある(笑)
良く似た友人が多いと言うコトだ(笑)

ありがとう♡
1078. ☆あんちゃんへ   URL  2014/11/04 07:55 [ 編集 ]
「お誕生日おめでとう!」
これからもかわらず「マグロ方式」で活動してくださいませ♡
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ようこそAkiraのときへ

















このブログの主題歌を作ってみました。
「La Douceur」
〜葡萄色の夜明けの唄〜



作詞・作曲・編曲・唄:Akira





「果てない感動」

「ギタリストの兄の旋律」に纏われ過ごした子供時代。
自身の分身を産み出すように
押し寄せる波のように
「激しいまでに美しい音色」が
いつも私の耳元で鳴り響いていた。
その音色はまさに「天に届くもの」

IMG_7929のブログ

作詞をする。
作曲をする。
アレンジで風に色をつける。
風をまとい、歌い響かせ昇天する。

亡き父が愛したカメラの世界。
感じる。
動く。
焦点を定める。 息を止め、シャッターに触れる指先。

ブログヘッドデザイン原本 のコピー

最後の時計が止まる瞬間まで、愛おしさに焦点を合わせ続けた父。
大切なものを守る為には、他を捨て去る事に何のためらいも無かった父。

「一瞬たりともぶれない焦点世界」

私が愛してきた音楽と同じ。
父亡き後、その世界へと歩き出す。

写真を撮るのは、歌を唄うのは

「あなたがいるから」
「あなたがいたから」

「この愛がすべて」そう響かせて。

IMG_0342 のコピーブログ

「Akira」(アキラ)歌と共に

14725477_akira.jpg
シンガーソングライター、
アレンジャー、
ヴォイストレーナーとして活動中


2016.1.1
ユニット「風美」fu-bi
HP開設致しました。
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