〜葡萄色の夜明け〜
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愛しい彼と土間の上
昔むかし

懐かしい匂いと共に

土間のけむったようなしめったようなきゅんとなる匂いの奥に

そっとこっちを向いて立つ人がおりました。

img3199c22czik7zj.jpg


あきらちゃーーん。

あそびましょーー。

はあーいーーー。

あそびましょーー。


IMG_1099.jpg



3泊の出張から帰って来た相棒。

家に着くなり大騒ぎ。

「あーー嬉しい。帰って来たぁ。。」

「うあーー。あきらちゃんがいる。。いるよぉーーー。」



玄関に立ちつくし、、真っ黒に汚れた顔がちょっと泣きそうで

こっちを見てなんとか立っているごようす。。

慌てて荷物を持とうと駆け寄る私に

「いいからね!持っちゃダメ!」

「いいからねっ!!」


とてもしっかりした口調でおっしゃいます。


IMG_3528blog.jpg


やがて、へなへなへな。。と洗濯機の前に座り込み。。

真っ黒になった荷物を一緒に開ける。。

すると突然「きゃーー!!」と女子顔負けの叫び声。

「ムカデちゃん」一緒にご帰宅。

あらゆる虫が一切ダメな彼。。


さらにどっぷりとおつかれになられたごようす。。


IMG_6618blog.jpg


ようやく一段落して、食卓に腰をかける。

「やっぱりあきらちゃんのご飯が一番美味しい。」

一品食べては「おいしい」

もう一口食べては「おいしい」

すでに食事が終った私を向いに座らせ、満足そうに食す。



こんな時、いつも昔のエピソードを思い出します。

私がご飯を作った時ぐっと背中を上げ

「おいしい」と俯き、泣きじゃくった彼の姿。



ー私が今もご飯を作る理由はそれだけー


08-0526dblofg.jpg



彼が帰って来るので、部屋のこしらえをしておりました。

部屋の所々に、夏のモノを置き

彼の「枕カバー」ひんやりさらさらのものに。

腰掛ける「ソファーの座面」に気持ちよい肌触りの「ジャージ素材の布」をかぶせたり。。


とにかく彼の肌に触れる物をさらっと、柔らかくこしらえておりました。


img_1.jpg



「わぁ。気持ちいいなぁ。うれしい。ありがとう。」

「うれしい。ありがとう。」

何度も何度もその声が聞こえて来て、


最後の最後に眠りにつくまで、

「うれしい。ありがとう。」

寝言までもおっしゃいますか?(笑)


bubble15.jpg


愛しい人の口から、いくらでも出てくるシャボン玉が

部屋の中にまぁるくキラキラと舞っておりました。

昔感じた、懐かしく切ない優しさに似ています。


記憶には無い母の呼び声まできこえるみたいに。


img60071681blog.jpg



ねぇ。


お母ちゃん?


愛しさあまってしまった彼は とうとう


「母性本能」まで産んでしまったかも知れません。


あなたの分まで私を抱きしめてくれているみたいです。

MOMO4268.jpg



つめたい土間にほっぺをぽちょんとあて


ティースプーンを毎度口にくわえ


シミーズ姿で寝転んでいる子供の頃の私。


何故かその写真ばかり思い出しておりました。



◯◯ちゃーーん。

あそびましょーー。

はあーいーーー。

あそびましょーー。


IMG_7272blog.jpg



土間の上で「シミーズ姿の私」と、「パンツ姿の彼」が見えました。

「にやり」「にっこり」「えへへ」

とにかく向かい合っては、ただ嬉しそうに笑っております。



あ。。決して今を想像したりなど致しませぬように。。


どうか…。



IMG_7171akira.jpg



「あぁ今日もわらってくれるんだね。わぁ…」


「はい。」


これから先も、何があっても笑っているでしょう。


あなたがとっても嬉しそうだから。


生きていて良かったと言ってくれるから。


PA2602111.jpg


私が欲しいものはこれからもたったひとつ。


土間の上のぬくもり。


心配性の彼の涙が土間にしみて


私の頬を濡らさないように。


ごめんね。


ごめんなさい。


ありがとう。





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この記事へのコメント
1244. どんぐり博士   URL  2015/05/07 12:40 [ 編集 ]
時は流れても
Akiraちゃんの家には、土間のぬくもりがあるね~
1245. くるみん   URL  2015/05/07 23:48 [ 編集 ]
めっちゃひさびさに、アメブロ開きました。
さんちゃんの顔が目に浮かぶわ〜
幸せやなあ(=´∀`)人(´∀`=)
1246. ☆あんちゃんへ   URL  2015/05/08 06:22 [ 編集 ]
なんだかね
ずっと昔から一緒に居るみたいに
この頃はそんな風に感じる事が増えたかな。
1247. ☆くるみんへ   URL  2015/05/08 06:25 [ 編集 ]
色々あったけれど
その度に命がけで取り戻して来た様な気がします。
奇跡の中じゃなくて現実として生きるために。。
けれどそれが報われる幸せにも心から感謝しています。
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ようこそAkiraのときへ

















このブログの主題歌を作ってみました。
「La Douceur」
〜葡萄色の夜明けの唄〜



作詞・作曲・編曲・唄:Akira





「果てない感動」

「ギタリストの兄の旋律」に纏われ過ごした子供時代。
自身の分身を産み出すように
押し寄せる波のように
「激しいまでに美しい音色」が
いつも私の耳元で鳴り響いていた。
その音色はまさに「天に届くもの」

IMG_7929のブログ

作詞をする。
作曲をする。
アレンジで風に色をつける。
風をまとい、歌い響かせ昇天する。

亡き父が愛したカメラの世界。
感じる。
動く。
焦点を定める。 息を止め、シャッターに触れる指先。

ブログヘッドデザイン原本 のコピー

最後の時計が止まる瞬間まで、愛おしさに焦点を合わせ続けた父。
大切なものを守る為には、他を捨て去る事に何のためらいも無かった父。

「一瞬たりともぶれない焦点世界」

私が愛してきた音楽と同じ。
父亡き後、その世界へと歩き出す。

写真を撮るのは、歌を唄うのは

「あなたがいるから」
「あなたがいたから」

「この愛がすべて」そう響かせて。

IMG_0342 のコピーブログ

「Akira」(アキラ)歌と共に

14725477_akira.jpg
シンガーソングライター、
アレンジャー、
ヴォイストレーナーとして活動中


2016.1.1
ユニット「風美」fu-bi
HP開設致しました。
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