〜葡萄色の夜明け〜
母からもらったひとつのお菓子
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私が4つの時に羽根が生えて、記憶にほぼ無い母。



「毎朝欠かさずおまえを公園へ連れて行ってくれたんだよ。」

私の記憶を埋めるためか 自身の愛しさからか、父が言う。



「ラジオのおばさん」

突然番組に出ると言ったかと思えば もうその場所に立っていてね

「昔のスタジオは音が鳴るといけないから、靴を脱いで裸足で収録したんだ。」って

「お母ちゃん。えらく緊張したんだって。」と

当時、カンシャク持ちで短気な父が言う。



「普段は静かに微笑んで大人しいのに、時折大胆な事をする人だった。」

夜中に一人、家におしかけてきて

お父ちゃんにプロポーズをした時もそうだったよ。



「お前には過ぎた人だ。何でお前なんだ?」と

周りから矢のように言われて困ったけど

お父ちゃんも「確かにそうだな。」と思ったよ。

最後に母の棺にしがみつき「燃やさないで」と言った父が言う。



「大事な事はひとつ」

いつからか私の心の根っこに住みついた言葉。

何故かいつもこればかり感じて…。



今は2人 空で肩寄せる

生涯、私と娘を「愛しい愛しい」と愛しぬいた父が

くれたものだと思っていたけれど

ようやく分かった。

毎朝の公園で手を繋いでくれた母。

母からも、もらった言葉なんだと。



難病の告知を受けた時 強くあなたを描いた。

「お母ちゃん。わたし、強くなくても生きてみたい。」

誰の為に?何のために?


img019ブログ


愛する人と手を繋ぎ いつも公園へ行けるように。

握りしめた甘いお菓子を 一緒にほおばるために。

愛する人が懐かしい目で 私の話をまだしなくてもいいように。



La Douceur…

手を繋ぎ 唄い続けるの…

愛しい人とただ歩くの…

あなたからもらった1つのお菓子を握りしめて…

それが私の人生。

それだけがすべて。



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この記事へのコメント
111. どんぐり博士   URL  2013/07/23 12:43 [ 編集 ]
今日も、明日も、明後日も・・・
”Vサイン”
112. ☆あんちゃんへ   URL  2013/07/23 21:44 [ 編集 ]
うんうん♪
空に向かってVサイン♪
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ようこそAkiraのときへ

















このブログの主題歌を作ってみました。
「La Douceur」
〜葡萄色の夜明けの唄〜



作詞・作曲・編曲・唄:Akira





「果てない感動」

「ギタリストの兄の旋律」に纏われ過ごした子供時代。
自身の分身を産み出すように
押し寄せる波のように
「激しいまでに美しい音色」が
いつも私の耳元で鳴り響いていた。
その音色はまさに「天に届くもの」

IMG_7929のブログ

作詞をする。
作曲をする。
アレンジで風に色をつける。
風をまとい、歌い響かせ昇天する。

亡き父が愛したカメラの世界。
感じる。
動く。
焦点を定める。 息を止め、シャッターに触れる指先。

ブログヘッドデザイン原本 のコピー

最後の時計が止まる瞬間まで、愛おしさに焦点を合わせ続けた父。
大切なものを守る為には、他を捨て去る事に何のためらいも無かった父。

「一瞬たりともぶれない焦点世界」

私が愛してきた音楽と同じ。
父亡き後、その世界へと歩き出す。

写真を撮るのは、歌を唄うのは

「あなたがいるから」
「あなたがいたから」

「この愛がすべて」そう響かせて。

IMG_0342 のコピーブログ

「Akira」(アキラ)歌と共に

14725477_akira.jpg
シンガーソングライター、
アレンジャー、
ヴォイストレーナーとして活動中


2016.1.1
ユニット「風美」fu-bi
HP開設致しました。
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